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過敏性腸症候群(IBS)の再発症状改善薬「トリメブチン」、第1類医薬品に変更

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厚生労働省は1月10日、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第145号第4条の第5項第3号の規定」に基づく要指導医薬品である、以下の医薬品について、平成31年1月9日をもって、医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第1号第7条の2、第1項2号に定める期間を満了したため、本年1月10日より、『要指導医薬品から一般用医薬品(第一類医薬品)に移行することとなりました。

これに伴い、<中略>厚生労働大臣が指定する要指導医薬品の一部を改正する件が、平成31年1月10日に告示され、同日から適用されます。(改正告示)



【要指導医薬品から第一類医薬品に移行する医薬品】

【有効成分】:トリメブチン(トリメブチンマレイン酸塩)
【第一類医薬品となる日】:平成31年1月10日

 ◆ 販売名『セレキノンS』 (田辺三菱)



過敏性腸症候群治療薬セレキノンS



 

◎「セレキノンS」は、2015年8月3日に過敏性腸症候群(IBS)の再発症状改善薬「セレキノンS」として発売された。
2018年1月12日までにモニター薬局413軒から報告された4145件のうち、33例45件の副作用報告があったが、重篤な副作用はなかった。副作用の内訳は、腹痛(7件)、便秘、下痢(各6件)、腹部不快感(5件)、傾眠(3件)、倦怠感(2件)など。

一般調査では副作用8例10件で、重篤な副作用はなかった。主な副作用として下痢、浮動性めまい(各2件)、排尿困難、湿疹、そう痒症、体位性めまい(各1件)などであった。

この結果を受け、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会は、トリメブチンマレイン酸塩を要指導医薬品から、第1類医薬品に移行して差し支えないと判断。医薬品等安全対策部会の承認を経て、今回の告示に至った。





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