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C型肝炎1型治療薬「ハーボニー®配合錠」が製造販売承認取得

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ギリアド・サイエンシズ株式会社(本社:東京都千代田区)は7月3日、ジェノタイプ1型C型慢性肝炎治療薬「ハーボニー®配合錠」(一般名:レジパスビル・ソホスブビル配合剤)の製造販売承認を取得したと発表した。

日本で200万人いるとされるC型肝炎患者の7~8割が「1型」タイプとされ、日本は先進国の中で最も肝臓がんの発症率が高い国の一つと言われている。




C型肝炎の原因は、主としてC型肝炎ウイルス(HCV)に感染して起こる病気で、進行するとC型慢性肝炎に移行し、肝硬変や肝臓がんを引き起こす。
200万人と推定されるC型肝炎患者のうち、100万人を超すと言われるC型慢性肝炎患者の70~80%が「ジェノタイプ1型C型肝炎ウイルス」に感染していると言われています。





今回製造販売承認を取得した『ジェノタイプ1型C型慢性肝炎治療薬「ハーボニー®配合錠」』は、米ギリアド・サイエンシズ社の日本法人が、国内第III相臨床試験で、患者157人に使用し、12週間の服用で、患者全員でウイルスが確認されなくなった(肝炎ウイルス消滅)という100%の著効率(SVR12)を達成したと言う事です。



インターフェロンとリバビリン錠
インターフェロンと錠剤

これまでC型肝炎の治療には、インターフェロン(ウイルス抑制タンパク質)や抗ウイルス薬「リバビリン」が使われて来ましたが、「C型肝炎1型」の患者には効き目がないこともあり、新たな治療薬の登場が待たれていました。

「ハーボニー®配合錠」は、NS5A阻害薬「レジパスビル」と核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬「ソホスブビル」の配合剤で、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎患者の多くが、1日1回1錠の経口剤による12週間の投与での治療が可能となります。

肝硬変や肝臓がんに移行する前の、早期の肝炎ウイルス感染時や、C型肝炎と診断された後でも、直ぐに治療を開始すれば、肝炎ウイルスを死滅させ、進行を防ぐ事が可能となります。
検診での血液検査で、肝機能値に異常が現れたら、すぐにウイルス検査をしましょう!

血液検査は非常に簡単です。是非、定期検診をお忘れなく。


厚生労働相の諮問機関は8月にも同新薬の価格を決める見通しで、国の助成があるものの患者負担は月1万~2万円程度になると見られています。




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