8月初旬、治験開発業務受託会社 株式会社クロエ(本社:東京都豊島区南池袋)と、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪府大阪市北区)、それに近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門 主任教授:中川和彦先生監修のもと、『進行・再発非小細胞肺がん』患者を対象とした、薬剤治療に関する意識調査を実施し、その調査結果を公表しました。
Ⅰ.)がんの薬剤治療に最も期待している事は?
Ⅱ.)治療中に安心する時は?(複数回答)
Ⅲ.)避けたい副作用は?
Ⅳ.)初めて薬剤治療を開始する前の治療に対する不安は?(複数回答上位4つ)
<調査対象者>
Ⅴ.)EGFR遺伝子変異
Ⅵ.)病勢
Ⅶ.)一番最初の薬剤治療開始時、医師等から受けた説明は?(複数回答)
Ⅶ-a.)薬剤について…どんな説明を受けたか?(複数回答)
▼非小細胞肺癌(NSCLC)患者定量調査 Report
https://www.astrazeneca.co.jp/content/dam/az-jp/press-releases/pdf/20180808.pdf
進行・再発非小細胞肺がんは、昨今の治療選択肢の増加に伴い複雑化しています。
メディアに取り上げられる薬剤がある反面、効果が限定的であったり、進行・再発の非小細胞肺がんには使用できない薬剤もあります。
特に、ステージⅢ、ステージⅣの場合、治療薬の選択にあたっては、多角的な検討が必要となります。
また、薬剤治療を初めて経験する患者については、治療に対する期待や不安が様々であると想定される事から、患者の心情を理解したうえで、ベストな治療を選択する必要性が高まっています。
今回の調査結果から、進行・再発非小細胞肺がん患者では、診断後、初めて薬剤治療を開始する際に、高い治療効果と忍容性(薬剤の副作用に耐えられるか)が、より長く維持する安定した治療薬を望むことが明らかとなった。(すなわち再発を阻止する薬剤の登場への期待)
寛解や長期延命だけでなく、副作用の軽微な薬剤も益々、求められる時代となっています。
そういう薬剤は、患者の声があって初めて創薬されるものなので、治療中であってもどんどん声に出して言う事が重要です。
Ⅰ.)がんの薬剤治療に最も期待している事は?
- 治療中の薬剤の効果が長く続くこと【86%】
- 副作用による負担が少ないこと【11%】
- 治療費が高すぎないこと【2%】
- その他【1%】
Ⅱ.)治療中に安心する時は?(複数回答)
- 検査結果で異常が無かった時【95%】
- 薬の効果を実感できた時【77%】
- 副作用が感じられない時【70%】
- 趣味ができている時【59%】
- 家事ができている時【50%】
- 仕事ができている時【47%】
- 仲間や友人と話している時【31%】
- 周りの人が理解を示してくれた時【30%】
- 自分の悩みを聞いてもらえた時【29%】
Ⅲ.)避けたい副作用は?
- 吐き気・嘔吐【30%】
- 脱毛【24%】
- (白血球数/好中球数など)検査値異常【11%】
- 食欲不振【8%】
- 下痢【6%】
- 身体がだるい【5%】
Ⅳ.)初めて薬剤治療を開始する前の治療に対する不安は?(複数回答上位4つ)
- 効果が長続きするのかと言う不安【57%】
- 副作用で辛い治療になるのではと不安【53%】
- 通院回数・時間が多くなる【29%】
- 治療費の不安【24%】
<調査対象者>
Ⅴ.)EGFR遺伝子変異
- 陽性【54%】
- 陰性【35%】
- 不明【11%】
Ⅵ.)病勢
- 進行【82%】
- 再発【18%】
Ⅶ.)一番最初の薬剤治療開始時、医師等から受けた説明は?(複数回答)
- 薬剤について【88%】
- 肺がんのタイプ【88%】
- 病期(ステージ)【83%】
- 遺伝子変異検査の結果【82%】
- 転移部位【71%】
- 入院等の手続き【57%】
- 今後の生活【33%】
- 予後【25%】
- 治療の費用【19%】
Ⅶ-a.)薬剤について…どんな説明を受けたか?(複数回答)
- 副作用の説明【97%】
- 投与方法について【95%】
- 分子標的薬と抗がん剤があること【82%】
- 遺伝子変異について【66%】
- どのくらいの期間、効果が続くか【51%】
- 最初の薬剤が効かなくなった【27%】
- 使える薬剤が無くなった【9%】
▼非小細胞肺癌(NSCLC)患者定量調査 Report
https://www.astrazeneca.co.jp/content/dam/az-jp/press-releases/pdf/20180808.pdf
進行・再発非小細胞肺がんは、昨今の治療選択肢の増加に伴い複雑化しています。
メディアに取り上げられる薬剤がある反面、効果が限定的であったり、進行・再発の非小細胞肺がんには使用できない薬剤もあります。
特に、ステージⅢ、ステージⅣの場合、治療薬の選択にあたっては、多角的な検討が必要となります。
また、薬剤治療を初めて経験する患者については、治療に対する期待や不安が様々であると想定される事から、患者の心情を理解したうえで、ベストな治療を選択する必要性が高まっています。
今回の調査結果から、進行・再発非小細胞肺がん患者では、診断後、初めて薬剤治療を開始する際に、高い治療効果と忍容性(薬剤の副作用に耐えられるか)が、より長く維持する安定した治療薬を望むことが明らかとなった。(すなわち再発を阻止する薬剤の登場への期待)
寛解や長期延命だけでなく、副作用の軽微な薬剤も益々、求められる時代となっています。
そういう薬剤は、患者の声があって初めて創薬されるものなので、治療中であってもどんどん声に出して言う事が重要です。