ブログ記事内に神奈川県の相談件数でデータ不足がありましたので、修正しました。神奈川県は第2位となります。
記事引用元 : 日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07HAG_Y5A001C1CC0000/
全国の児童相談所が昨年2014年度に対応した児童虐待の件数は、前年度比20.5%増の8万8931件(速報値)にのぼり、過去最多を更新した事が10月8日、厚生労働省の集計で分かった。
1990年度の集計開始以来、24年連続の増加で、初めて8万件を突破した。
平成25年度は7万3802件で、平成26年度は8万8931件と、1万5000件以上の大幅増加となっている。
都道府県別では、大阪が1万3738件で最多。神奈川、東京、埼玉、千葉と続き、上位5都府県で全体の半数超を占めた。
そこで発表された数値をもとに、平成26年度中に、全国207か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数を、多い順に都道府県別に表示してみると‥‥。
都道府県順位には、政令指定都市相談数と児童相談所設置市(中核市)相談数と都道府県相談数を合算した相談件数が、各都道府県の相談総件数となります。
児童相談所での児童虐待相談対応件数(件/都道府県別順位)
- 大阪府(13738)=内訳『(大阪府7874)+(大阪市4554)+(堺市1310)』
- 神奈川県(10190)=内訳『神奈川県(3290)+(横浜市3617)+(川崎市1639)+(相模原市951)+(横須賀市693)』
- 東京都(7814)
- 埼玉県(6893)=内訳『(埼玉県5600)+(さいたま市1293)』
- 千葉県(5959)=内訳『(千葉県5173)+(千葉市786)』
- 愛知県(5157)=内訳『(愛知県3188)+(名古屋市1969)』
- 広島県(3015)=内訳『(広島県1850)+(広島市1165)』
- 北海道(3014)=内訳『(北海道1855)+(札幌市1159)』
- 兵庫県(2679)=内訳『(兵庫県1868)+(神戸市811)』
- 静岡県(2132)=内訳『(静岡県1184)+(静岡市511)+(浜松市437)』
- 京都府(2049)=内訳『(京都府1098)+(京都市951)』
- 福岡県(1952)=内訳『(福岡県951)+(福岡市547)+(北九州市454)』
- 長野県(1638)
- 奈良県(1567)
- 宮城県(1367)=内訳『(宮城県802)+(仙台市565)』
- 茨城県(1258)
- 新潟県(1227)=内訳『(新潟県814)+(新潟市413)』
- 三重県(1112)
- 滋賀県(1004)
- 岐阜県(996)
- 大分県(970)
- 熊本県(931)=内訳『(熊本県446)+(熊本市485)』
- 栃木県(931)
- 群馬県(920)
- 和歌山県(887)
- 青森県(834)
- 石川県(737)=内訳『(石川県420)+(金沢市317)』
下位10県。
- 山形県(343)
- 富山県(309)
- 長崎県(301)
- 秋田県(285)
- 山口県(270)
- 鹿児島県(247)
- 高知県(235)
- 佐賀県(190)
- 島根県(178)
- 鳥取県(82)
厚生労働省は件数増加の要因として‥‥
▽2013年に被害児童の兄弟についても虐待の対応をするよう各自治体に通知した。
▽子供の前で配偶者に暴力を加えたり大声で怒鳴ったりする「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」による心理的虐待の通告が警察から増えた。
などを挙げている。
確かに、児童虐待発生時や認知時の報道が、敏感になっている事や、おかしいと感じた周囲の人々からの通報が増えているのも、件数が急激に伸びている要因かもしれない。
しかし虐待によって死亡した児童36人のうち、実母が加害者だったのが16人と最も多いのは何故なのか?
しかも死亡事例で最も多いのが0歳児で、最多の61.1%を占めた。
子供の泣き声に、母親や父親が慣れていなくて、カッとしてしまう傾向が、年々増えている。
あなたのまわりに「虐待を受けたと思われる子ども」がいたら、速やかに最寄の児童相談所、市町村、福祉事務所へ連絡(通告)して下さい。
虐待を疑わせるサイン
•子どもが繰り返し叩かれ、罵られ、怖がっている。
•暗くなっても家に入れない子どもがいる。
•叩くような物音や、子どもの叫び声、泣き声がする。
•不自然なあざや切り傷、やけどなどがある。
•衣服や身体が不潔である。
•基本的な生活習慣が身についていない。
•親の養育態度が過度に厳しい。
•子どもがケガをしたり病気になったりしても、医者に診せようとしない。
•親が小さな子どもを置いたまま、しょっちゅう外出している。
通告は子どもを守るためのものです。 虐待を発見(疑われる場合も)したら、勇気をもって連絡してください。
連絡(通告)が間違いであっても責任は問われず、秘密も守られます。