フェリング・ファーマ株式会社(本社:東京都港区虎ノ門2丁目)は4月2日、子宮頸管熟化剤「プロウペス®腟用剤10mg(一般名:ジノプロストン)」を日本国内で発売しました。
「プロウペス®(PROPESS® vaginal)腟用剤10mg」は、2020年1月23日、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全に於ける熟化の促進を適応として厚生労働省が、日本国内でおよそ20年以上ぶりに承認した治療薬です。
世界では出産の約10%に於いて、分娩誘発が必要となっていますが、分娩誘発は母・子のいずれかにリスクがある場合に必要となる可能性があります。
「プロウペス®腟用剤」は、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全の妊産婦に対して使用される、陣痛促進の前段階に用いる薬剤で、子宮頸管熟化は、分娩の誘発に先立ち、出産に向けて子宮頸部の準備を整えるために実施します。
〔*世界保健機関「誘発分娩に対するWHO勧告」〕
WHO Recommendations◇ https://www.who.int/reproductivehealth/publications/maternal_perinatal_health/9789241501156/en/
〔*米国産科婦人科学会(ACOG)「よくある質問:分娩と産後ケア」〕
◇https://www.acog.org/Patients/FAQs/Labor-Induction?IsMobileSet=false
今回の承認により、分娩誘発を必要とする日本の女性にとって、既存の器械的熟化に取って代わる選択肢が増えることになります。
「プロウペス®腟用剤」は、陣痛促進の前段階に用いるもので、有効成分のジノプロストン(Dinoprostone/10mg)を含む腟内留置用製剤で、正期産の女性(妊娠満37週以上)に於ける子宮頸管熟化の促進に使用します。
▲使用は、本剤1個を後腟円蓋に挿入し、最長12時間腟内に留置する。
▲投与中には、分娩監視装置を用いて母体及び胎児の状態を連続的にモニタリングする必要があり、必要に応じてネットを引き抜き、投与を中止することが出来る。
▲有効成分のジノプロストンの作用によって、子宮頸部として知られる産道の一部を軟化させて開き、分娩のプロセスを開始させます。
「プロウペス®腟用剤」の作用機序では、プロスタグランジンE2(PGE2=陣痛を促進し分娩を誘発する活性物質)によるコラゲナーゼ活性の上昇が考えられている。
「プロウペス®(PROPESS®)腟用剤10mg」は、英国・スコットランドで開発され、欧米など71カ国以上で販売され、子宮頸管熟化不全に対する処置として、経腟投与製剤は標準的に選択されています。
▲世界保健機関(WHO)「妊娠および出産における合併症管理:助産師と医師のための指針-第2版」
◇https://www.who.int/maternal_child_adolescent/documents/managing-complicationspregnancy-childbirth/en/
分娩は、母体や生まれてくる子供にとって、より安全と考えられる状況で産科医によって開始、又は誘発されます。
分娩誘発を行う理由には、妊娠高血圧腎症(血圧の突然の著しい上昇と腎機能障害)、胎児発育不全、妊娠末期に於ける原因不明の出血、過期妊娠(最も一般的な理由)があり得ます。
分娩誘発の成否は、誘発前の子宮頸部の状態と関連しています。
子宮頸部の長さ、位置、軟化の状況を調べて不全と判断された場合、子宮頸管熟化が開始されます。
【製品概要】
【販売名】:プロウペス®腟用剤10mg(PROPESS® vaginal inserts)
【一般名】:ジノプロストン(Dinoprostone)
【効能又は効果】:妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全における熟化の促進(熟化作用)。
【使用量および回数】:使用時間等は、妊婦個々の症状などに合わせて医師が決め、医療機関で使用されます。
通常、本剤1個を腟奥に挿入し、最長12時間留置します(上図参照)。
尚、使い終わりなどには、医師や助産師などが取り出し用紐を引っ張って、薬を取り出します。
【使用できない妊婦】
○次の人は、この薬を使用することはできません。
・すでに分娩開始している人
・子宮筋層が切開される手術(帝王切開、筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅ つ)など)をした人、または過去に子宮破裂があった人
・胎児機能不全のある人
・前置胎盤(ぜんちたいばん)(胎盤が子宮口の一部または全体をおおっている状態) のある人
・常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)(胎児娩出前に胎盤が先に剥離し ている状態)のある人
・児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)(胎児の頭と骨盤の大きさが不釣り合いの状態)または胎位異常のある人
・医学的適応での帝王切開の人
・過去にプロウペス腟用剤10mgに含まれる成分で過敏症のあった人
・次の薬などを使用している人 オキシトシン、ジノプロスト(PGF2α)、ジノプロストン(PGE2)、吸湿性頸管拡張材、メトロイリンテル、プラステロン硫酸エステルナトリウム
「プロウペス®(PROPESS® vaginal)腟用剤10mg」は、2020年1月23日、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全に於ける熟化の促進を適応として厚生労働省が、日本国内でおよそ20年以上ぶりに承認した治療薬です。
世界では出産の約10%に於いて、分娩誘発が必要となっていますが、分娩誘発は母・子のいずれかにリスクがある場合に必要となる可能性があります。
「プロウペス®腟用剤」は、妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全の妊産婦に対して使用される、陣痛促進の前段階に用いる薬剤で、子宮頸管熟化は、分娩の誘発に先立ち、出産に向けて子宮頸部の準備を整えるために実施します。
〔*世界保健機関「誘発分娩に対するWHO勧告」〕
WHO Recommendations◇ https://www.who.int/reproductivehealth/publications/maternal_perinatal_health/9789241501156/en/
〔*米国産科婦人科学会(ACOG)「よくある質問:分娩と産後ケア」〕
◇https://www.acog.org/Patients/FAQs/Labor-Induction?IsMobileSet=false
今回の承認により、分娩誘発を必要とする日本の女性にとって、既存の器械的熟化に取って代わる選択肢が増えることになります。
「プロウペス®腟用剤」は、陣痛促進の前段階に用いるもので、有効成分のジノプロストン(Dinoprostone/10mg)を含む腟内留置用製剤で、正期産の女性(妊娠満37週以上)に於ける子宮頸管熟化の促進に使用します。
▲使用は、本剤1個を後腟円蓋に挿入し、最長12時間腟内に留置する。
▲投与中には、分娩監視装置を用いて母体及び胎児の状態を連続的にモニタリングする必要があり、必要に応じてネットを引き抜き、投与を中止することが出来る。
▲有効成分のジノプロストンの作用によって、子宮頸部として知られる産道の一部を軟化させて開き、分娩のプロセスを開始させます。
「プロウペス®腟用剤」の作用機序では、プロスタグランジンE2(PGE2=陣痛を促進し分娩を誘発する活性物質)によるコラゲナーゼ活性の上昇が考えられている。
「プロウペス®(PROPESS®)腟用剤10mg」は、英国・スコットランドで開発され、欧米など71カ国以上で販売され、子宮頸管熟化不全に対する処置として、経腟投与製剤は標準的に選択されています。
▲世界保健機関(WHO)「妊娠および出産における合併症管理:助産師と医師のための指針-第2版」
◇https://www.who.int/maternal_child_adolescent/documents/managing-complicationspregnancy-childbirth/en/
分娩は、母体や生まれてくる子供にとって、より安全と考えられる状況で産科医によって開始、又は誘発されます。
分娩誘発を行う理由には、妊娠高血圧腎症(血圧の突然の著しい上昇と腎機能障害)、胎児発育不全、妊娠末期に於ける原因不明の出血、過期妊娠(最も一般的な理由)があり得ます。
分娩誘発の成否は、誘発前の子宮頸部の状態と関連しています。
子宮頸部の長さ、位置、軟化の状況を調べて不全と判断された場合、子宮頸管熟化が開始されます。
【製品概要】
【販売名】:プロウペス®腟用剤10mg(PROPESS® vaginal inserts)
【一般名】:ジノプロストン(Dinoprostone)
【効能又は効果】:妊娠37週以降の子宮頸管熟化不全における熟化の促進(熟化作用)。
【使用量および回数】:使用時間等は、妊婦個々の症状などに合わせて医師が決め、医療機関で使用されます。
通常、本剤1個を腟奥に挿入し、最長12時間留置します(上図参照)。
尚、使い終わりなどには、医師や助産師などが取り出し用紐を引っ張って、薬を取り出します。
【使用できない妊婦】
○次の人は、この薬を使用することはできません。
・すでに分娩開始している人
・子宮筋層が切開される手術(帝王切開、筋腫核出術(きんしゅかくしゅつじゅ つ)など)をした人、または過去に子宮破裂があった人
・胎児機能不全のある人
・前置胎盤(ぜんちたいばん)(胎盤が子宮口の一部または全体をおおっている状態) のある人
・常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)(胎児娩出前に胎盤が先に剥離し ている状態)のある人
・児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)(胎児の頭と骨盤の大きさが不釣り合いの状態)または胎位異常のある人
・医学的適応での帝王切開の人
・過去にプロウペス腟用剤10mgに含まれる成分で過敏症のあった人
・次の薬などを使用している人 オキシトシン、ジノプロスト(PGF2α)、ジノプロストン(PGE2)、吸湿性頸管拡張材、メトロイリンテル、プラステロン硫酸エステルナトリウム